伸縮継手装置取替工事
伸縮継手装置取替工事の特徴
伸縮継手装置とは、橋端部が温度の影響による橋体の伸縮や、活荷重等による変位を吸収することで、車両が走行する際の振動・騒音を低減させるための装置です。
伸縮継手装置取替工事とは、腐食、疲労破損、支承個所の破損によって段差や損傷等が生じた伸縮継手装置を取り替えるための工事です。
伸縮継手装置の分類
①荷重支持型
床版遊間部にて輪荷重を支持する構造です。
②突合せ型
床版遊間部にて輪荷重を支持しない構造です。
③埋設型
床版遊間部をシール材により止水処理し、その表面を特殊合材にて一体化させる構造です。
構造形式による分類
①ゴム製、簡易鋼製ジョイント
表面部材がゴムや鋼材等からなる伸縮継手装置となっており、幅広い橋梁形式で利用されています。
②モジュラー型ジョイント
ゴム製セルを用いる構造の伸縮継手装置となっており、大型橋梁での利用が多いのが特徴です。
③構成フィンガージョイント
鋼材で製作するクシ型形状の伸縮継手装置となっており、大型橋梁での利用ケースが多いのが特徴です。
④埋設型ジョイント
特殊合材を利用する伸縮継手装置となっており、騒音や振動対策に利用されることが多いのが特徴です。
